「今日をもう一度やり直せるなら」
●「今日をもう一度やり直せるなら」の効果
上手くいかなかったり、
失敗したりすると、当然多くの人は反省します。
けれども、反省するだけでは、
具体的な行動が伴わないので、結局同じ失敗を繰り返してしまいます。
同じ失敗を繰り返すと、「やっぱり自分はダメなんだ」と、自信を大きく失ってしまうものです。
例えば、ある一日の商談が上手くいかなかったとしましょう。
「今日の商談は上手くいかなかった、次は頑張ろう」というのは、単なる反省です。
何をどんなふうに頑張るかが不明瞭です。
けれども、
「今日をもう一度やり直せるなら」
という視線で振り変えると、
商談が上手くいかなかった原因は、
相手に上手く伝えられなかった
➡上手く伝えられなかった原因は、資料の準備不足だった
➡前日までに、資料をきっちりと揃えていけば上手くいったかもしれない
と、具体的なところまで、発想を広げることが出来ます。
そして、
「”もしもう一度やり直せるなら”、資料を前日までに十分にそろえて商談に臨む」という、具体的な改善策を導けます。
同じ失敗を繰り返さなくなるのです。
そうすれば、商談に成功する可能性は高まります。
この繰り返しが、成果に近づく繰り返しであり、
たとえ失敗しても、同じ失敗を繰り返すのでなく、確実に前進している実感は、
自信に繋がります。
失敗したことに捕らわれて、自分をダメだと思い、自信を無くす人との
違いはこんなことろで付くのです。